選抜ってどんな存在!

サニースマイルダンススタジオイメージ1

計画性がない事に関しては自信をもって手を挙げられるCHIEです。
そんな私ですが、色んな人におしりを突かれ、来年について色々と思案をしております。その一つがクラスの変更について。これがなかなか難しい。クラス編成の考え方については改めて今度まとめてみます。なんだか頭の中で上手く整理できていなくて、各クラスの生徒の事を考えていたら、こうなってきたんだけどそこに色んな想いがあるんです。

今回は選抜クラスについて!

選抜を始めた理由

 選抜クラスを作った理由は、ダンスをもっと好きになり、続けるための「目標」を生徒たちに持ってほしかったから。小学校卒業、中学での部活、高校受験といった節目でダンスをやめてしまう生徒が多い中、そうした「やめる理由」に負けず、長くダンスを楽しんでほしいという願いがありました。選抜クラスは、ただ上手になるだけでなく、ステージで輝く喜びや、自分自身を成長させる達成感を得られる場所。そして他の生徒たちのあこがれの場所であり、憧れられる存在になることを体験してほしい。「ここに入りたい」「もっと上手くなりたい」という明確な目標を作ることで、モチベーションになればと思って作りました。
 そのおかげなのか、中学生になっても続けてくれる子が増え、部活と両立したり、部活をやらずに専念してくれたり、高校に入っても続けてくれる子が増えてきた。そうやって人数が増えてきたことで、選抜の存在もより輝かしい場所になってきているように思います。

あらためて選抜とは

 選抜クラスは、サニースマイルの約100人を超える生徒たちの中から選ばれた頂点のクラスですし、『憧れの存在』『目標』です。最近はそうあるべきだと強く思うようになってきました。何故なら、オーディション番組を見まくっているから(笑)。
 

ダンスイメージ1

半分冗談で、半分本気。と言うのも最近のオーディション番組は人間力が問われている。もちろん技術とか魅せ方などは問われますが、それだけでなくそこに向かう姿勢とかチームでのチームとして戦う姿勢も求められている。個人が輝くためにはチーム全体のパフォーマンスが高くないとダメだし、チームパフォーマンスの中で自分が輝かなきゃダメって無理難題を求められている。本当に大変。
でも、一人だけどうまくてもチーム全体のパフォーマンスが悪ければ、自分の評価も平均して下がってしまうし、チームが良くても自分が輝かなきゃ残れない。当たり前だけどそこでのふるまいが人間性に現れてくるし、その人間性がパフォーマンスになる。
 選抜の位置づけってまさにこうしたチームとしての質の向上と個人としてのパフォーマンスを向上という二つの視点をもてるようになって欲しいなと思っている。これは今後のダンスをするうえでどの場面でも役に立つ。
自分だけ良ければ良いではないんだよね。

選抜に選ばれる

選抜クラスへは年に1回、生徒たちの立候補を聞いたうえで行います。この選抜のポイントは、単にダンスが上手いかどうかだけではありません。各クラスでの受講態度や、練習への取り組み方、そして選抜クラスで求められる技術を発揮できるかどうかが総合的に判断しています。

立候補してほしい!

一つ目のポイントは立候補。自分からコミットする事が大事。
選抜クラスでは、誰かに言われるのを待つのではなく、自分で気づいて成長していく姿勢が大切になる。技術的な事は教えられるけど、それを支える気持ちの最初の入口は自分で開かないといけない。自分への自信や達成感、自己肯定感と言われるものも自分から動いたからこそ自然とついてきます。

ダンスに向かう姿勢は大事!

二つ目のポイントは受講態度とか練習の取り組み方
これって好き嫌いって判断されがちですが、そうではなくて同じ振りとか、ステップでも簡単そうだと思うと手を抜く。難しそうなら頑張る。一回形が出来たら辞めるとかでなく、簡単でシンプルなものほど上手さって明確に見えてしまうし、ふりも形が出来るだけなく、その先にある解釈によって伝わり方が変わる。ここを理屈でなくても拘っていけるかどうか。上にいくほど一つ一つに対する精度とか表現にシビアになっていきます。その意識をもてるかどうかが大事。

挨拶は基本の基本!

それと『あいさつ』。このまえのNONONO Girl(ちゃんみなとSKY-Hiのオーディション)でりょんりょん先生(ボーカル指導)が、私たちの前だけ挨拶していてもダメでスタッフ全員から見られているし、それはすぐ伝わるって言っていたけど、どの業界でも人によって態度を変える人って信用を失うよね。
『あいさつって必要ですか?』なんてことが言われる時代でも、集団で行動するからこそあいさつという、人とのコミュニケーションの基本が出来ている事ってなんだかんだと大事に思う。

 だから、このクラスは、ダンス技術はもちろん、努力や姿勢、そしてスタジオ全体への影響力をもった生徒たちの集まりであって欲しいと思うようになりました。色んなアーティストのバックダンサーに選ばれているAIKA先生なんかはまさにお手本みたいな存在。

まとめ

 いままでの選抜は選抜から外すってことはしなかった。一度、メンバーの姿勢に対して本気で悲しくなって選抜を舞台に出すのをやめるって言ったことがありましたが、メンバーになると卒業まで選抜にいてもらいました。ただ、サニースマイルの全体の人数が増え、レベルが上がってきたことで『選抜』という存在の意味をもっともっと高めていきたいと思ったし、挑戦する機会を与えるのも良いのかな?って思うようになってきたので、選抜にも入れ替え制を導入しようかな・・・というのは検討中です。
 意識を上げていくには危機感も大事だし、そうした制度があることでより輝く努力をしてもらえるかなとも思う。
小心なので外すって言い出せないような・・・しばらくは悩みますが、『輝く存在にしたい』という想いは強くなってきました。