ダンスコンテストについての考えてみました。

ダンスパフォーマンスステージ

インストラクターのチエです。

先週末(8月5日6日)は厚木ダンスレジェンドに参加してまいりました。1チームはコンテストに出させてもらい、他のチームはパフォーマンス部門で頑張ってきました。やはり二日間で130チームも出場するので凄いですね~。

今年も『三丸大サーカス from B.exciting』が優勝しました。そんな中で、印象的だったのが優勝のインタビュー。
『毎年優勝をしているので、自分たちの代でそれが途切れないかが、物凄いプレッシャーだった。』的な事を言っていました。暑い中で、ぼーーつとしていたので、だいたいのニュアンスですw

でも、コンテストに出て優勝するってこういうプレッシャーに勝たないと駄目なんだよな~なんて思いながら、サニーのコンテストに対する姿勢についても考えてみました。

コンテストとパフォーマンスの違い

考え方

色んな考え方があるので、これが正解って事ではないんですけど、『アスリート』と『趣味』のようなイメージだと思っています。フィギアスケートの『競技』と『アイスダンス』をイメージすると解りやすいのかな・・・・

コンテストは他人との闘いであり、パフォーマンスは自分の自己実現なのかな?

やはり、コンテストで勝つためには、細かいところまで徹底的に突き詰めなければなりません。フォーメーションの移動するにしても、全員が狂いなく動いてこそ見栄えがします。指の位置まで徹底的に突き詰める。そうした追求をしていく姿や姿勢が演技を通して観客の感動を生むのだと思います。

それに対して、パフォーマンスはあくまで自分をどう表現するか?チームで踊る以上、チームとしての決め事は守らないといけないけれど、やっぱり自分をどう表現するのかが一番大事だと思う。その中で楽しさだったり、熱意だったりが伝わることで観客に喜びを与えることが出来るのだと思います。

技術

技術というと少しおこがましいですが、演技構成などでも大きな差が出ると感じます。私は1曲の中に起承転結があって、技術的には簡単なものだったり、少し落ち着きがあったりと曲の世界観をダンスを通して表現することが楽しいと思いますし、全員を主役にしたいと構成してしまいます。チームの中で多少、技術的に劣っている子がいたとしても、その子もセンターにもって来たり、ソロを与えたりしてしまいます。

でもコンテストとなると、技術を徹底的に披露することが求められるし、また一番華や技術がある子を中心に構成することで、見栄えを上げていきます。

サニースマイルでは!

コンセプト

ダンスコンテスト本番サニースマイルは子供が子供らしく、無邪気というか、踊ることを楽しむってことに重点を置いています。例えばコンテストで勝てるようにするためには、徹底的な反復練習が必要となります。技術を磨くことはもちろん大事ですし、技術がなければ表現できない事もあるのもわかりますが、やっぱり音に乗ってリズムをとっていたら『踊る』になっていた的な部分を大事にしたいと思っています。

小学生はとにかく楽しいと感じている事が大事だと思うので、それだけで良いと思っています。

まあ、じゃあ本気でコンテストを目指して勝てる自信があるわけじゃないですが・・・・・

今はコンテストでの勝ち負けから学ぶことよりも、感じるって事を大切にしたり、表現することを楽しいって思える事だったり、人に伝えるって喜びを感じることを大切にして欲しいと思っています。

本気でダンスをやっていると、その先が生まれてくるようになると思います。それが小学生高学年なのか、中学生なのか、高校生なのか・・・・
いつか、自分の技術を披露したい、人よりも踊れるって自信が欲しい。自分らしい表現を共感して欲しいなどの想いが強くなった時に、コンテストに挑めばいいのだと思います。

まとめ

とはいえ、自分の想いだけではサークル運営も出来ないですし、今の生徒の保護者の方に、やっぱりコンテストで勝つことを目標に頑張った方が良い?って質問してみました。

ドキドキ

皆さん、楽しくやりたいと一致してくれたので、しばらくはこの方針のまま行きたいと思います。