教えるの楽しさ&難しさ!

ご無沙汰しております。前回ブログを書いてからなんと1年がたっていました。
色々と書きたいことはあるんだけど、なにせ筆不精でございまして、文才もないから書くぞと気合入れてから何度も挫折しつつようやく文章になったと思ったら1年が経っておりました。申し訳ございません。
今回、空いた理由はもう一つありまして、生徒が一気に増えた事。本当にありがたいんだけど、文才だけでなく管理能力も怪しいもので発表会をやると決めた時から生徒が2.5倍になれば許容オーバーになっておりまして、もう必死で駆け抜けてきました。本当にあっという間でした。

ダンスを教える

現在、サニースマイルはAIKA先生とnachi先生という二人のOGがインストラクターとして教えに来てくれています。自分が教えた子が先生として戻ってきてくれるというのは嬉しくて、初めて戻ってきてくれたAIKA先生が教えにきた初日は感動でした。
またnahi先生は娘がKPOPにはまって以来、私もはまってしまっていて、そんな時に韓国留学していることを聞きつけて、ぜひサニースマイルでと口説き落としました。
OG 愛華先生クラス誕生

AIKA先生が現在、アメリカにダンス修行の旅に出ておりまして通常レッスンはお休みになっているので、せっかくの機会だから第二のAIKA先生、nachi先生となってもらいたくて選抜のメンバーに声をかけたところ、《Nanami 、Kokona、Miu、Momo》の4人が立候補してくれた。そんな訳で講師育成プログラム 特別レッスンと称して第1回を10月24日に生徒を募集したところ15名の定員に対して20名を超えて応募があった。期待が膨らみます。その反面で人数が予想以上集まったので講師の二人の緊張が上がっていきました。

教える事で上達する。

実はこの育成プログラムには幾つかの目的があったんです。
一つ目は教えることが自分の上達に繋がる。
これはダンススタジオあるあるなんですが、多くのスタジオで『見取り』または『見習い』で教えている。簡単に言えば私が踊るから、あとは見て覚えて。みたいなこと。だから初心者だと何をやってるのかわからなかったり、まだリズム感が育っていない子にとっては難しすぎてしまう。人数が多かったりで一人一人見れないってのもあると思うし、経験者向けのレッスンであればそれでも良いんだけどね。
サニースマイルでは、踊るを楽しいと思ってもらうことを大事にしているから、この最初の部分で躓いて欲しくない。だから初歩的なところから積み上げていく。この積み上げてきたものを前提としてより難しい振りが出来るようになります。

 さて、教える事が出来るという事はその内容についてしっかり理解していて、自分の言葉にして、伝えることが出来るという事。実はこれが意外と出来ない。『なんかが違うんだよな~』みたいな感覚的なことを言っても生徒さんには伝わらないんだよね。また、積み上げてきた中で、どこが積み上げ足りないとかが分からないと直してあげたり、修正してあげたり出来ない。こういうことが感覚的だけでなく考えられるように自分の踊りの積み上げの時にも本当に役に立つ。

また、教える立場になることで、教わるときの態度や姿勢も一気に変わってくる。だって単純なことだけど、ちゃんと挨拶されるだけで気持ちよく教えられる。人だからね。
だから礼が変れば行動が変わり、結果が変わる。自分が子供の頃に教わっていた先生方の挨拶に対して厳しかった事。そして怖かった事・・・・でもそのおかげで助かったことも数知れず。
先生だから偉いとか、偉くないとかでなく、お金を払っている払っていないとかでなく、教わることに対する礼儀って年齢とか関係なく大事だったりするよね。

先生という仕事の経験

ダンスを長く続けていくためには、ある時から『仕事』にしていかないといけなくなる。ダンスが好きで楽しくて踊ることが仕事になり、それで食べていければ幸せなことだけどなかなかそのチャンスを掴むことは簡単ではない。本当に実感。私の若かった時はSNSなんてないから、自分を知ってもらうためにオーディションに出たり、クラブのイベントに出たりとリアルな場で一生懸命アピールしていました。
 でも、やっぱり生活するための仕事も必要でアルバイトをしていた。その時にダンスの先生が出来ると幅がひろがり、ゆとりもできる。例えばスポーツジムとかスタジオとかで自分の生徒をもって教える。ここで人気になると継続できたり、歩合が増えたり・・・・。そのためには教えるって技術だけでなく、楽しませるってのも大事なんだよね。人気商売なんです。こうした経験は体験して、いっぱい失敗して、身についていく。その入口に少しでも立たせてあげられたらって思ってます。まあ、お節介ですが。

サニースマイルとしての幅

新しくスタジオが大きくなり、間借りから専属スタジオになりました。今後レンタルスタジオなどにも広げていこうと思っていますが、今、空いている時間帯があります。そうした時間帯に教えることが出来る先生がいればサニースマイルとしても幅広くなるし、イベントなどの活動も広がりが出ます。
ほら、私がレッスン出来ないときも代行とか頼めるじゃん。

体験イベントの結果

実際にふたりのレッスンに立ち会って私は見学していました。時々、助けて欲しそうにこちらを見る二人が可愛かったけど、心を鬼にして放置。自分で解決しなさいとスパルタです。もちろん大事になりそうならフォローしますが、困ったってレベルはそれも大事な体験です。
正直な感想は初めてのレッスンであり、無料の体験イベントと考えれば合格点です。これから2回目、3回目と回数を重ねていく中でNanami & Kokonaには、もっともっと教えるってことを楽しみながら成長してもらいたいです。

二人にはレッスンが終わった後に、実際にどうだったか?という事を簡単にまとめさせました。事前にどんな準備をしてきたかとか、やってみた感想とかね。鉄は熱いうちに打てって訳で、この瞬間の感想を忘れないで欲しいな~

次回は11月7日に《Miu&Momo》が特別レッスンを行います。
またNanami & Kokonaとは違う形になるのかな?どんなレッスンになるか楽しみです。

まとめ

サニースマイルを教え始めて15年近くが経ちます。もうそんななんです。引き受けた直後に三女を授かりいきなり代行してもらった中からスタートしたのが懐かしい。
この間にダンスの業界も世の中も大きく変わったな~と思うけど、やっぱり教える真ん中は変わっていないかなとも思っています。『好きこそものの上手なれ』って言葉があるように子供であったり、初心者であったりは『好き』にさせることが一番大事で、好きにさせたら勝手に上手くなっていく。そして、好きを続くようにするために『楽しい』と思える事をどうやってデザインするかが教える側の役目で、その要素の中に、『技術のハードル』だったり、『舞台で観られる』だったり、『評価される』だったりがあるのだと思ってます。